このような発作は、最初のうちは1ヵ月1、2回ぐらい起こりますが、病気が進行すると発作の回数が増え、週に1回程度になってきます。そうなると、「また発作が起こりそうだ」「またあのひどい発作が起きたらどうしよう」と不安に思うようになります。これを「予期不安」といいます。
予期不安が続くうち、次第に「電車に乗る」「デパートに行く」などパニック発作が起きた時と同じシチュエーションになると、本当にパニック発作を起こすようになります。そして、予期不安が強くなってくると、「広場恐怖」まで発展してしまいます。広場恐怖とは、パニック発作が起こりそうな場所、発作が起こっても助けが得られない、あるいは逃げ場がないような場所に行くことに恐怖感を持ち、そのような場所へ行くことを恐れるようになることです。広場恐怖の対象となりやすい場所は、電車やバス、飛行機などの中、人込み、デパートや映画館などです。また、家の中や外で1人でいる時に広場恐怖に見舞われ、いつも誰かと一緒にいたがる人もいます。
病気が進行するにつれて、広場恐怖がひどくなっていき、最初のうちは必要があれば外出できていた人も、家にひきこもりがちになったり、1人では一歩も家の外に出ることができなくなったりします。 |