肛門周辺の皮膚の下や肛門内の粘膜の下には、細い静脈が密集した静脈叢(じょうみゃくそう)があります。便秘で排便の時にいきんだり、長時間座りっぱなしだったり、腰を冷やしたりすると、静脈叢の血行が滞り、腫れてイボのようにふくらんでしまいます。この状態が痔核です。妊娠中に胎児の重みで肛門が圧迫されたり、出産の時にいきんだりすることも痔核の原因になります。また、加齢やストレスなども関係するといわれています。
痔核には2種類あり、肛門の穴から約1.5cm内側にある肛門と直腸との境界部分、歯状線より内側にできるものを内痔核、外側にできるものを外痔核といい、痔核の大半は内痔核です。
内痔核はほとんど痛みがありませんが、症状が悪化すると粘膜が痔核に圧迫されて破れて出血したり、肛門から痔核が飛び出したりします(脱肛といいます)。また、外痔核は激しい痛みがありますが、出血は比較的少量の場合が多いです。 |