子宮筋腫は、子宮の筋肉の中に留まったまま成長する筋層内筋腫、子宮の外側へ向かって成長する漿膜下(しょうまくか)筋腫、子宮の内側に向かって成長する粘膜下筋腫の3つのタイプに分けられます。

最も多いのは筋層内筋腫で、筋腫が小さいうちはほとんど症状がありませんが、大きくなってくると月経時に子宮の収縮が悪いので、痛みが出たり、出血が長引いたりすることがあります。
 
漿膜下筋腫は3タイプの中で最も自覚症状が少ないのですが、子宮本体から離れたところへ筋腫ができ、茎でつながっている有茎性漿膜下筋腫の場合、茎がねじれて筋腫に血液が通わなくなり、激しい腹痛が起きることがあります。

粘膜下筋腫は最も発生率が低いのですが、過多月経やひどい月経痛など重い症状が出ます。
子宮筋腫の大きさはさまざまで、豆粒大のものから大人の頭ぐらいのものまであり、長い間に少しずつ大きくなっていきます。大抵の場合、数も複数個あり、タイプの違う筋腫を併発することも少なくありません。
子宮筋腫があると妊娠しにくいのではないか、と不安に思う人もいますが、筋腫があっても妊娠・出産は可能です。ただ、漿膜下筋腫や粘膜下筋腫で子宮内膜の形状が変形している場合、受精卵が着床しにくかったり、精子の通りが悪かったりして不妊の原因となることもあります。 |