大人の喘息

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大人の喘息
大人にも多い気管支喘息

■大人の喘息患者の約半数は中高年で発症

喘息(気管支喘息)は、気管支に慢性的な炎症が起きて気管支が過敏になり、ダニ、排気ガスなどちょっとした誘因で気管支が収縮し、咳、ぜん鳴(気管支がゼーゼーと鳴ること)、呼吸困難などの発作が起きる病気です。特に、夜間や早朝、運動時、季節の変わり目、寒い季節に咳などの症状がひどくなります。
喘息は子どもに多く見られますが、実は大人の喘息患者も多いのです。成人の喘息患者で子どもの頃からずっと喘息だった人は少なく、40歳を過ぎてから発病した人が約5割を占めます。

 

■喘息の原因

子どもの頃に発病する喘息は、ダニやハウスダスト、花粉などにアレルギーを起こすことが原因(誘因)で発病するアトピー型喘息です。小児喘息を起こす子どもは、アレルギーを起こしやすい遺伝的な体質を持っているため、アトピー性皮膚炎などほかのアレルギー性の病気も合併することがよくあります。

それに対して成人になってから発病する喘息の多くは、アレルギー反応ではない別の原因で炎症が起きる非アトピー型です。非アトピー型喘息の場合、喫煙、排気ガスや大気汚染、インフルエンザなど呼吸器系の感染症の増加、仕事や人間関係などの精神的なストレスが大きな原因となります。

また、アスピリンなどの鎮痛剤を服用して喘息の発作が起こることもあります。アスピリンによる喘息をアスピリン喘息といい、慢性鼻炎などを合併した重症のケースが少なくありません。
さらに、アトピー型の場合、ダニやハウスダスト、花粉などのほか、犬や猫などのペットでアレルギーが起きることもあります。スギ材や馬の毛など植物・動物由来の物質、薬品、洗剤、化粧品など仕事で取り扱う物質によって喘息が起きることもあり、これを職業喘息といいます。

アトピー型と非アトピー型、そしてアスピリン喘息の人は皆、気管支の炎症を起こしやすい体質であり、そこに環境的な要因や心身の疲労などが複雑に絡み合って喘息を発病するのです。


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