メニエール病とは、突然、ぐるぐると目が回るような激しいめまい(回転性めまい)が起き、発作を不定期に繰り返す病気で、厚生労働省から難病(特定疾患)に指定されています。病気の提唱者がフランス人医師メニエールであることから、この病名がつけられました。
めまいは30分から数時間続き、吐き気や嘔吐、冷や汗、頻脈、顔面蒼白などの症状を伴うことがよくあります。めまいとともに、あるいは少し前から難聴、特に低音部の難聴、耳閉塞感、耳鳴りが起こり、めまいと連動して悪化したり、軽快したりします。発作の頻度は、数日あるいは数週間、数ヵ月おきで、人によって違います。一般的に、片方の耳だけに症状が出ることが多いのですが、発病後、数ヵ月から数年で両耳に障害が起きるようになる場合もあります。
なお、めまいが起きる病気は脳卒中などほかにもいろいろあり、症状が回転性のめまいだけの場合は、メニエール病かどうか診断できません。
これらの症状は、耳の一番奥の内耳にリンパ液が溜まって水ぶくれ状態になる内リンパ水腫によって引き起こされることはわかっていますが、内リンパ水腫が起きる原因は、自己免疫説、ウイルス感染説などいろいろありますが、はっきりわかっていません。
メニエール病は生死に関わる病気ではありませんが、発作を繰り返しているうちに難聴が高度になったり、めまいが起きない時も難聴や耳鳴りが継続したりするようになるので、早期発見・早期治療が大切です。 |