
■薬物療法
主体は薬物療法で、めまいを軽くするための抗めまい薬、吐き気を抑えるための制吐剤、精神安定剤、内耳の水ぶくれを軽減するための利尿剤などを使用します。また、内耳の神経や神経細胞の働きを改善するために、ビタミン剤や末梢血流改善薬なども使われます。発作の急性期には、内服薬ではなく注射や点滴を行います。
■外科的治療法
これらの薬によって、めまいの発作を軽くしたり、発作の頻度を減らしたりすることはできますが、症状の改善が見られない場合や、難聴が進行している場合は外科的治療が行われます。内リンパの吸収障害を取り除いて内リンパを減圧することを目的として内リンパ嚢(のう)を切開する内リンパ嚢開放術、内耳の情報を脳の中枢へ伝達する前庭神経を切断する前庭神経切断術などが行われます。

精神的なストレスや過労、睡眠不足が発作を誘発しやすいといわれています。ストレスを溜めないようして、心身ともにゆったりした生活をするよう心がけましょう。
「発作が起きるのが怖くて外出もままならない」という人もいますが、病気を気にしすぎるのもよくないようです。もし外出先などで発作が起きたら、楽な姿勢で安静にし、発作がおさまるのを待ちましょう。セルフケアや薬などで症状をコントロールしながら、うまく病気とつきあっていくことが大事です。

メニエール病と症状が似ている病気に、遅発性内リンパ水腫、内耳梅毒、突発性難聴、外リンパ瘻、前庭神経炎、聴神経腫瘍などがあります。
なかでも遅発性内リンパ水腫はメニエール病に比べて発病頻度はまれですが、症状がとてもよく似ています。この病気は、突発性あるいは発病時期がわからない高度の難聴が最初に起こり、発病後数年から数十年後に回転性のめまいが起こる病気です。根本的な治療法がなく、食事療法や運動療法、血圧のコントロールなどが行われます。
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