まわりが眠れないほどのいびきは要注意! |
家族やベッドパートナーのいびきがうるさいけれど、「クセだから」「本人は気づかないんだから」仕方がないと思っている人、いませんか?確かに、疲れていたり、お酒を飲んだりしたときにいびきをかくのは、誰にでもあることです。
けれども、家族やベッドパートナーが毎晩のように、うるさくて眠れないほどの大きないびきをかき、しかもそれがときどき途切れて不規則になるようなら、見過ごしてはいけません。睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)のサインかもしれないからです。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気です。 |
睡眠時無呼吸症候群は、その名のとおり「寝ているときに呼吸が止まる」病気です。健康な人でも、眠っている間に少し呼吸が止まることはよくありますが、長い時間呼吸が止まったり、何度も呼吸が止まったりするようなら、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
医学的には、無呼吸=呼吸が10秒以上止まること。睡眠時無呼吸症候群=無呼吸が1時間に5回以上または一晩(7時間)のうちに30回以上起こるとき、とされていますが、呼吸がどれくらい止まっているかを家庭で数えるのは難しいものです。いびきがひどく、時々止まるというような人は、回数や時間にこだわらず、一度病院で調べてもらうとよいでしょう。
子どもや女性がかかることもあります。 |
「いびき=中年男性」というイメージがあります。睡眠時無呼吸症候群も肥満傾向のある中年男性に多い病気ですが、子どもや女性がかかることもめずらしくありません。とくに子どもの場合、成長をさまたげることもあるので、早めに治療を受けることが大切です。
もっとも多いのは、気道が狭くなり、無呼吸になるケースです。 |
睡眠時無呼吸症候群の原因はさまざまですが、寝ているときに上気道(鼻から声を出す声帯までの空気の通り道)がせまくなったり、ふさがってしまうケースが一番多くみられます。
誰でも、眠っているときは起きているときより気道がせまくなります。これは、筋肉がゆるみ、舌やのどちんこ(口蓋垂)が重力に引っ張られて、沈むためです。けれども、たとえば肥満の人や扁桃(へんとう)が大きい人の場合、気道が非常にせまくなって空気が通りにくくなります。そして、極端にせまくなってしまうと、空気が通らなくなり、無呼吸が生じてしまうのです。
呼吸が止まると脳が目覚める! |
呼吸が止まるといっても、心臓病などの大きな病気をかかえていないかぎり、そのまま息ができずに死んでしまうというようなことはありません。呼吸が止まると、脳が一時的に目覚めて、きちんと呼吸を始めるからです。つまり、1時間に5回、無呼吸になっている人は、無意識のうちに1時間に5回も目が覚めているということになり、寝ているつもりでも、カラダはまったく休めていないのです。
昼間の眠気が強くなり、日常生活に影響をおよぼすようになります。 |
このように、睡眠時無呼吸症候群の人は、睡眠時間を何時間とっても、実際にはきちんと眠れていませんから、「寝ても寝ても眠い」毎日が続くことになります。集中力がなくなり、居眠りをしがちになって、交通事故など事故の危険が高まり、ひどくなると仕事もままならなくなってしまいます。
睡眠は人間の健康を維持するためにとても大切なことです。睡眠時間はとっているのに眠気がとれなかったり、居眠りをしてしまうのは、カラダが出している危険信号です。いびきや無呼吸にこだわらず、早めに病院へいきましょう。
<睡眠時無呼吸症候群の症状>
| 大きないびき |
昼間の眠気や集中力の低下 |
| よく居眠りをする |
いつも寝起きが悪く、熟睡感がない |
| 起きたときに頭痛がする |
夜中にトイレに起きる回数が多い |
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