専門医を探しましょう。 |
いびきはクセだから治らない、だから睡眠時無呼吸症候群も治らないのでは・・・と思いがちですが、原因や症状にあわせて、いろいろな治療法があります。心配はいりません。
呼吸器が専門の内科あるいは耳鼻咽喉科で診てもらえますが、どこの病院でも各種の検査、治療ができるとはかぎりません。いびき外来、睡眠外来、睡眠時無呼吸症候群外来などの専門外来を探すか、かかりつけの内科医に「とてもつらいので、一度専門医にみてほしい」「生活習慣病が心配なのできちんと検査を受けておきたい」というふうに相談して、病院を紹介してもらうとよいでしょう。
原因や症状を確かめるために、一泊入院して検査を受けます。 |
いびきが大きく、また不規則で、昼間の眠気が強い場合は、睡眠時無呼吸症候群と診断されますが、より正確に症状を把握し、原因をつきとめるために、検査をします。検査といっても、患者は一晩病院で眠るだけ。寝ている間に、脳波や血中酸素濃度などを調べる終夜睡眠ポリグラフ検査がおこなわれます。 事情があってどうしても入院できないときは、家族に寝ている様子をビデオで撮影してもらったり、いびきの音を録音して診察時に持っていくだけでも、診断の助けになります。医師に相談してみましょう。
ほとんどの人がCPAPによって、ぐっすり眠れるようになります。 |
治療法は原因や症状によりさまざまで、なかには減量や禁酒、睡眠時の姿勢を変えるといったライフスタイルの改善で症状が軽くなる人や、マウスピースをつけて寝るだけで治る人もいます。へんとうが大きい、口蓋垂(のどちんこ)が長いなどが原因の場合は、耳鼻科医による手術が必要ですが、それほど難しい手術ではありませんし、ほとんどの人が手術で完治します。
ライフスタイルの見直しや手術では治らない場合に、もっとも効果的なのがCPAP(シーパップ)。簡単にいうと、寝るときに鼻マスクをつけて、空気を送りこむ治療法です。マスクを外すとまた症状が出るので、ずっと使い続けなければならないという大きなデメリットがあるものの、ほとんどの人がこれにより快適な睡眠を得られるようになります。
睡眠時無呼吸症候群のために、生活習慣病のリスクが高まることも。 |
最近、睡眠時無呼吸症候群が注目されているのは、生活習慣病との関係が明らかになってきたからです。ためしに、息を10秒間止めてみましょう。かなり苦しいものです。睡眠時無呼吸症候群の人は、無意識のうちにこれを何度も、しかも毎晩のように繰り返しているわけですから、長期にわたると、脳や心臓に負担がかかります。このために、高血圧や心筋梗塞などの生活習慣病のリスクが高まると考えられているのです。
事故を起こす危険についても、7倍になるという調査結果もあり、無視できません。 睡眠時無呼吸症候群はそれだけではおそろしい病気ではありませんが、放っておくと命にかかわることもあるのです。
<リスクが高まると考えられている生活習慣病>
睡眠時無呼吸症候群によってリスクが高まると考えられている生活習慣病は、高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞不整脈 など。このほか、昼間の眠気や集中力低下のために、交通事故など事故の危険が高くなります。
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