腹痛や下痢、便秘が頻繁。しかし、検査をすると異常なし・・・。 |
日本人の約1〜2割にみられるといわれる非常にポピュラーな病気です。医学的には、こうした症状が「1年のうち12週間以上つづく場合」と決まっていますが、通勤や外出に差し障るようになれば、過敏性腸症候群の可能性大。
通勤途中、電車を降りてトイレに駆け込むことがよくあるとか、おなかの調子が心配で、外出する気になれないという人は、この病気を疑って、病院へ行ったほうがよいでしょう。
主な原因はストレス。神経質な人、几帳面な人がかかりやすい病気 |
過敏性腸症候群は、「検査をしても異常がない」ことが特徴です。メカニズムはまだハッキリとはわかっていませんが、おもな原因はストレスです。
ストレスによって自律神経が乱れ、腹痛や下痢、便秘の症状を引き起こすのですが、一度症状がでるようになると、「またおなかが痛くなったらどうしよう?」という不安がストレスとなり、新たな症状を引き起こしてしまいます。
このため、何かストレスとなるような出来事があったときのほか、性格的に神経質な人、几帳面な人、仕事がハードな人などがかかりやすいといわれています。男性、女性の別なく、幅広い年齢層の人がかかりますが、最近は、若い女性がかかるケースが増えています。
<過敏性腸症候群の3タイプ>
| 下痢型 |
下痢や軟便が食事のたびに、ひどくなると1日に何回もおこるようになります。通勤途中、駅ごとに電車を降りてトイレに駆け込むという人もいます。 |
| 便秘型 |
便意があっても便がでにくく、便秘が続きます。ウサギのフンのようなコロコロとした便になります。 |
| 下痢・便秘交代型 |
下痢が何日か続いたかと思ったら、今度は便秘になるというふうに、下痢と便秘が交互におこります。 |
週末には症状がでにくいなどの特徴があります。 |
このように、過敏性腸症候群の下痢、便秘の症状は人によって違い、腹痛も軽い人、しぼりあげられるように強く痛む人などさまざまですが、器質的な異常がなくストレスが原因であるために、共通した特徴がいくつかあります。ほかの病気と区別するポイントになりますから、参考にしてください。
<過敏性腸症候群の症状の特徴>
- 腹痛の場所が一定ではない。
- 下痢が続いても体重は減らない。
- 発熱、血便はみられない。
- 寝ている間は症状が出ない。(トイレに行きたくて目が覚めるようなことはない。)
- ストレスを感じないようなときには、症状がでないことが多い。(仕事や学校がストレスになっている人は、休日には症状はでない。)
- 人によっては、ストレスによるさまざまな症状を伴うことがある。(頭痛、めまい、疲労感、不眠、不安感など)
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