自律神経失調症の治療法 |
自律神経失調症の治療法は、薬による治療(自律神経調整薬、抗不安薬、抗うつ薬など)、カウンセリング、自律訓練法(自己暗示をして心身をリラックスさせる方法)、理学療法(指圧、マッサージ)、音楽療法、アロマテラピー、ストレス管理、生活指導などがあります。
タイプによって、なりやすい人や治療法が違います。 |
自律神経失調症は大きく3つのタイプに分けられます。最も多いのが心身症型で、本態性型は実際にはごく少数であるといわれています。
<心身症型自律神経失調症>
| 主な原因 |
ストレス |
| なりやすい人 |
まじめで、何でもがんばりすぎてしまう人、自分に厳しい人、自律神経が乱れやすい人、ストレスに弱い人、強いストレスを受けている人 |
| 治療法 |
休息やストレスの解消、生活のリズムをととのえることが中心。症状が強い場合は抗不安薬などを使用することもある。 |
<神経症型自律神経失調症>
| 主な原因 |
性格など心理的な要因 |
| なりやすい人 |
物事にこだわる人、不安感がつよい人、なんでも気にしやすい人 |
| 治療法 |
カウンセリングなどの心理療法が主。薬は抗不安剤を使用する。 |
<本態性型自律神経失調症>
| 主な原因 |
不明(上の2つのタイプにあてはまらないもの) |
| なりやすい人 |
生まれつき自律神経がアンバランスになりやすい人 |
| 治療法 |
薬、自律神経訓練法などカラダに直接働きかける治療法をおこなう。 |
まず内科的な病気がないか、よく調べたほうがよいでしょう。 |
自律神経失調症が広く知られるようになったために、自分で勝手に「自律神経失調症に違いない」と決めつけてしまう人が増えてきましたが、カラダの調子が悪いときは、まず内科的な病気がないかどうか確かめるのが基本です。
不定愁訴は糖尿病、ガン、心臓病など、命に関わるような病気が原因で現れることもありますから、内科で症状を正確に伝え、診察や検査を受けるようにしてください。
精神的な症状が強い人は、うつ病や神経症の可能性もありますから、精神科や神経科へ行ってもよいでしょう。
内科で診断がつかないときは、迷わず専門医へ。 |
自律神経失調症と診断されたときや、何らかの症状に苦しんでいるのに、検査の結果「異常なし」と言われてしまったようなときには、専門医へ行きましょう。
一番よいのは心療内科ですが、数は多くありません。内科や精神科・神経科の場合には、自律神経失調症を診断・治療できる医師がいるかどうか、電話で問い合わせてみるとよいでしょう。
医師を選ぶときのポイント |
1. 自律神経失調症をきちんと診断・治療できるか。
心療内科なら自律神経失調症の専門ですが、内科や精神科・神経科の場合には、「自律神経失調症ではないかと思うのですが、診てもらえますか?もしそうだった場合、心理療法や自律訓練法のような専門的な治療はしてもらえますか?」というように、電話で問い合わせてみるとよいでしょう。
2. 話をよく聞いてくれるか。
症状や悩みをゆっくり聞いてくれる医師を選びましょう。
3. 信頼できるか。
ストレスなど、個人的な問題が治療に関わってくる可能性が高いので、プライベートなことでも話せるような信頼できる医師であることが大切です。
4. いろいろな治療手段をもっている。
自律神経失調症は「薬を飲めば治る」というような単純なものではありません。さまざまな治療法を組み合わせてアプローチできる医師のほうがいいでしょう。
“今の生活を変えたくない”と考えている人は、よくなりません。 |
自律神経失調症の治療法はさまざまですが、生活の中に潜んでいるストレスが大きく関係していますから、ライフスタイルの見直しが大切な要素となってきます。
薬を飲めば症状は和らぎますが、それで病気が治るわけではありません。ですから、たとえば夜ふかしばかりしている人が「やっぱり朝は苦手」といって、生活のリズムを変えようとしなかったり、仕事がストレスになっている人が「会社に迷惑がかかるから」などといって、仕事のやりかたを変えようとしなければ、なかなか病気はよくなりません。
自律神経失調症はカラダだけでなく、ココロやライフスタイルにもアプローチしていかなければ、治療できない病気なのです。
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