健康診断や人間ドックで、血液検査などを受けたときに出てくる数値。いろんな項目があって、それぞれの値の意味が分からないという方は必見です!!
血液成分 |
●白血球
血液に含まれる成分のひとつで、顆粒球、リンパ球、単球の3種類があります。外部から進入した異物を排除する役割を担っていて、ケガをしたときに出る膿は白血球の死骸です。
正常値は約3,500〜9,000。
●赤血球
血液の成分のひとつ。赤血球内のヘモグロビンが酸素と結合することで、体中に酸素を運搬します。なお、赤色はヘモグロビンの色です。
正常値は約450〜550万。
●ヘマトクリット
血液中に占める赤血球の容積の割合です。基本的には、赤血球の量に比例しますので、貧血検査の目安になります。
正常値は、男性成人で40〜50%、女性成人で35〜45%。
●MCV
平均赤血球容積。つまり、赤血球の大きさを表します。赤血球が小さいためになる「小球性貧血」などを診断するために使用する数値です。
赤血球の大きさの基準値は80〜100です。
●MCH
平均赤血球血色素量。赤血球一個当たりのヘモグロビンの量を示します。
正常値は28〜34。貧血の種類を見極めるために使用します。
●MCHC
平均赤血球血色素濃度。赤血球の量に占めるヘモグロビンの濃度を示します。ヘモグロビンをヘマトクリットで割って数値を出します。
正常値は31〜36。貧血の種類を見極めるために使用します。
●血小板
血液の成分のひとつで、血管が損傷したときに傷口をふさぎ、止血する機能を持っています。正常値は約10〜40万。
たんぱく質や酵素など・・・主に肝臓機能をチェック |
●総蛋白
100種類以上ある、血液中のたんぱく質の総量です。正常値は6.5〜8.0。
肝炎、肝硬変、栄養不良などの際に数値異常が見られます。
●GOT(AST)
グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼの略で、心筋、肝臓、腎臓、骨格筋などに含まれています。AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)と呼ばれることもあります。アミノ酸の合成に必要な酵素のひとつです。
正常値は10〜40。高値の場合は、肝炎、脂肪肝、心筋梗塞などの病気が疑われます。
●GPT(ALT)
グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼの略で、アミノ酸の合成に必要な酵素のひとつです。肝臓に多く含まれ、高値の場合は肝炎、脂肪肝、アルコール性肝炎などの疑いがあります。
正常値は5〜45。ALT(アラニン・アミノトランスフェラーゼ)と呼ばれることもあります。
●LDH
乳酸脱水素酵素。さまざまな部位に含まれる逸脱酵素で、数値に異常がある場合は肝疾患、心疾患、血液疾患、がんなどが疑われます。特に、LDH単独で異常値を示している場合には、がんに注目すべきです。
正常値は120〜240程度。
●ALP
アルカリフォスファターゼ。逸脱酵素のひとつです。胆道に多く見られ、胆石や肝硬変などの際に数値異常が見られます。
正常値は80〜300程度。
●γ-GTP
GOTやGPTと同じく、アミノ酸の合成に必要な酵素のひとつです。アルコールや薬剤が肝細胞を破壊したときに出ることが多く、特にアルコール性の肝障害を診断するのに重要な数値です。
約80以下なら正常値です。
●アルブミン
一群のたんぱく質の総称です。正常値は3.7〜5.5で、数値異常の場合は肝疾患や栄養失調などが疑われます。
●アミラーゼ
唾液や膵液に含まれる消化酵素で、すい臓の病気などの診断に用います。正常値は60〜190です。
コレステロール、血糖など・・・生活習慣病に注意 |
●総コレステロール
血液中のコレステロールの量。150〜219が正常値。正常値を大幅に上回る場合は動脈硬化の危険性が高まります。逆に低い場合は貧血などの疑いがあります。
●中性脂肪
血液中の中性脂肪の量。正常値は50〜149で、高値の場合は高脂血症の疑いが高まります。
●血糖
血液中のブドウ糖の濃度です。空腹時の正常値は80〜100で、食後は若干高くなります。血糖値が高いと、糖尿病の危険性が高まります。
●尿糖
血糖値が180以上になったとき、尿に糖が排泄される場合があります。この状態を糖尿病といいます。
●尿素窒素
血液中の尿素に含まれる窒素成分のこと。たんぱく質が利用された際にできる残りカスで、腎臓の働きが低下すると、値が上昇します。
基準値は8〜20。
●クレアチニン
筋肉に含まれるクレアチンという成分の老廃物で、尿素窒素と同じく、腎臓の働きを確認できます。
基準値は男性で0.6〜1.1、女性で0.4〜0.8です。
●尿酸
たんぱく質代謝の最終的な産物で、窒素化合物です。基準値は7.0以下で、尿酸値が高いと痛風の恐れがあります。 |