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アレルギー性鼻炎の最新治療

鼻に異物が入ると体の防御反応が働いて、鼻粘膜が異物を排除しようとしますが、その反応が過剰になって鼻粘膜が過敏状態になると、鼻水、くしゃみ、および鼻づまりなどの症状を来たす「アレルギー性鼻炎」という病気が発症します。治療法としては「レーザー治療」をよく耳にしますが、これは鼻粘膜を焼ききってしまう治療法です。様々なリスクを回避し、大切な鼻粘膜の機能を損なわない治療法が近年開発されました。この新しい治療法について解説していきます。

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監修 呉孟達医師
こんな症状なら要注意! Check!

アレルギー性鼻炎を放っておいてはいけない

エスカレートする鼻炎症状

アレルギー性鼻炎とは、外界の異物、たとえば花粉やダニ、ほこりなどに対する体の免疫系統の過剰反応、すなわち過敏性反応が鼻に起きることにより、鼻水、くしゃみ、鼻づまりなどの鼻症状を起こす現象を指します。このような体の過敏性反応が、皮膚に強く出た場合はアトピー性皮膚炎、気管に集中にして発生した場合は気管支喘息といったように、病気の容貌が大きく変わってきます。
では、なぜアレルギー性鼻炎を放っておいてはいけないのでしょうか?それは一つには過敏性体質がどんどん増幅されていき、鼻炎の程度がますますひどくなったり、またいろいろな物質にも反応しやすくなるからです。中でも鼻以外の皮膚や気管などで、過敏性反応の症状を来たすことが多々あります。

口呼吸への移行

鼻炎症状、とりわけ鼻づまり症状の悪化により、徐々に鼻だけでは満足のいく呼吸ができなくなって口呼吸に移行し、最悪の場合には四六時中ずっと口で息をするようになります。口は鼻とは異なり、吸い込まれた空気を浄化して無害化するような機能を備えていませんので、口からストレートに入ってくる汚い空気は、体に対して甚大な悪影響を及ぼします。たとえば、いびき、睡眠時無呼吸症、慢性扁桃炎、慢性気管支炎などは、すべてアレルギー性鼻炎による口呼吸からもたらされる二次的病気である可能性が考えられます。ですからアレルギー性鼻炎の治療は、単に鼻を治すだけでなく、呼吸器系に関わるあらゆる合併症の治療、またその発生を未然に防ぐことにも大いに役に立つものと覚えておかれるとよいでしょう。アレルギー性鼻炎に罹られた時は、積極的に治療することをお勧めします。

治療にはプランが必要

治療方法の選択は専門医との話し合いで

アレルギー性鼻炎の治療では、患者さんの体質や症状の程度、さらにどのような治療方法を希望されるかによって、複数の選択肢があります。そのためには、診察に基づいて治療方針を専門医とじっくり話し合える環境がとても大切です。数多くの症例の治療実績があり、患者さんの問診に時間をかける専門の医院を選びましょう。

治療方法を選択する参考基準※

実際の治療にあったっては、個人差もありますが、症状のレベルとその治療方法は、大まかに次のように整理できると考えられます。
症状が「軽症」の場合は、抗ヒスタミン薬や化学的伝達物質の遊離抑制薬(第二世代の抗アレルギー剤)の服薬に加えて、ステロイドの点鼻薬を併用。「中等度」の場合は、複数の抗アレルギー剤とステロイドの点鼻薬。「重症」にまで進行した場合は、経口ステロイド薬の服薬、もしくは症例によっては外科的手術も考慮します。手術は、鼻粘膜を切除またはレーザーで焼くことになります。
※日本耳鼻咽喉学会『鼻アレルギー診療ガイドライン−通年性鼻炎と花粉症』より

アレルギー性鼻炎の程度と治療モデルイメージ

呉孟達医師からのアドバイス

呉孟達医師 すべての病気において言えることですが、罹った病気をより確実に、より効率的に、そしてより根本的に治していこうと思えば、その原因を部分的に捉えるのではなく、広い角度から体全体をトータルに観察しケアする必要があります。
人間の体に生来備わっている構造や機能に無駄なものはひとつとしてありません。外界との玄関口にあたる鼻腔や口腔の中を覆う粘膜は、外界からの異物やばい菌、ウイルスなどから体を守ってくれるとても大事なものです。その大切で大変デリケートな粘膜を安易に傷付けたり、またその働きをないがしろにすることは、局所の鼻腔や口腔のみならず、体全体の免疫力、抵抗力の低下にも繋がります。体に対してできるだけ傷害や負の影響を与えずに、なおかつしっかりと病気を治療してこそ、“健全な医療”と言えるでしょう。

<呉孟達医師のプロフィール>1994年愛知医科大学大学院修了(医学博士)。愛知医科大学メディカルクリニックにて東洋医学外来開設。平成20年「アレジオ 銀座 クリニック」を開設。愛知医科大学客員教授。

アレジオ銀座クリニック

所在地 東京都中央区銀座2-11-15 SF銀座ビル 7F
アクセス 東京メトロ有楽町線・銀座一丁目駅 徒歩1分 ほか
TEL 03-5148-1187
URL http://www.ginza-clinic.com/
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