歯周病の名前はテレビCMなどでも知っている人が多いでしょう。歯周病を軽く見てはいけません。歯周病が悪くなると歯を失ってしまったり、最悪の場合、生命にもかかわることになってしまうケースもあるのです。手遅れになる前に、歯周病のこと、知っておきましょう。
監修:蒲田三師会

自分ではなかなか気がつきにくい口臭ですが、実はからだが蝕まれているシグナルかもしれません。口臭の原因はさまざまですが、独特の強い臭いを発する「歯周病」は、進行すると大切な歯が抜け落ち、アゴの骨を溶かし、さらには血液の流れに乗って全身をかけめぐり、肺炎などの全身に及ぶ病気を引き起こすこともあります。 最近は、中高年だけでなく、10代、20代の若い人にも増加中。虫歯がないからといって歯の定期健診を怠ったり、歯みがきをおろそかにすると、知らず知らずのうちに進行しているのが歯周病です。
歯周病は、歯と歯ぐきのすき間から入った「歯周病菌」という細菌が歯肉に炎症を起こします。治療せずに放置しておくと歯が抜け落ち、さらにはアゴの骨まで溶かしてしまう恐ろしい病気です。
歯周病の主な原因はいわゆる“食べカス”(プラーク)。歯周病菌が口内の食べカスを栄養源に繁殖し、歯と歯ぐきのすき間の“歯周ポケット”に入り込んで、歯周組織を破壊。進行すると歯の根が溶け、抜け落ちてしまいます。

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歯垢は、黄白色のねっとりとしたかたまり。歯垢1mgの中に2億もの細菌が住み着き、食べカスなどを栄養源にどんどん繁殖します。歯垢は歯ブラシで取れます。 |
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歯垢の中の細菌が、だ液の中のカルシウムと混じり合ってできるのが歯石。歯石は細菌の絶好のすみかで、歯と歯肉の間にできます。硬い石状なので、歯ブラシでは取れません。 |
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歯垢の中の細菌が歯肉に炎症を起こし、赤く腫れます。歯周病の前段階といっていいでしょう。 |
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歯と歯肉の間にポケットができ、歯垢や歯石がたまります。歯ブラシをあてたり、硬いものをかじると出血することも。歯周病の始まりといえます。 |
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炎症が歯肉から歯の根元のほうにまで進行します。歯周病菌は骨や歯根膜を溶かしながら歯の根のほうへと侵入し、歯の根元やそのまわりの骨を溶かします。歯が抜け落ち、アゴの骨が溶けることもあります。
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